サンタの由来やトナカイがソリを引く理由 鹿とは違うのだよ鹿とは!
Sponsored Link
12月も中旬に入り、年末も近づいてきましたね。
年末は年越しそばや紅白歌合戦などのイベントがありますが、
その前にやって来るのがクリスマス。
そして、クリスマスといえばサンタクロースと、
彼のソリを引くトナカイの存在は欠かせませんね。
今日はサンタクロースの由来と、
トナカイについて調べたことを書いていきたいと思います。
サンタクロースのモデルと、行動の由来
サンタクロースの起源となったのは、
今から1700年ほど前のトルコにいた
キリスト教司祭・ニコラウスという人です。
彼は普段から弱い人を助けるたり、
無実の罪で処刑されそうになった人を救ったりしていました。
そんなニコラウスはある日、貧しさのあまりに
娘を売らなければならなくなった一家のことを知ります。
彼女らを哀れんだニコラウスは、
真夜中にこっそりとその家の煙突から金貨を投げ入れます。
すると、たまたま煙突のそばに吊り下げられた靴下に金貨が入ってしまいました。
ニコラウスが投げ込んだ金貨のおかげで、
この一家は救われ、娘は売られずに済むこととなりました。
この逸話が、煙突からやって来て靴下にプレゼントを入れてくれるという、
サンタクロースの行動の由来となっているようです。
名前の由来は?
ニコラウスはその行動から死後は聖人として崇められ、
聖(セント)ニコラウスと呼ばれるようになりました。
この呼称はオランダでシンタクラースという名になり、
さらにオランダからアメリカに渡った際にサンタクロースとなりました。
要するに、モデルとなった人物の呼び名がなまって
サンタクロースという名前になったんですね。
トナカイがソリを引く理由は?
続いて、サンタクロースの乗っているソリを引く
トナカイについて見てみましょう。
そもそも、トナカイがサンタのソリを引くという話は
どこから出てきたのでしょうか。
これは、19世紀に出版された「聖ニコラスの訪問」
という本が出典元のようです。
サンタクロースがトナカイにそりを引かせることがこの本に書かれており、
そこからトナカイ=そりを引くという設定が定着したみたいですね。
では、どうしてその本でトナカイがソリを引くという話になったのか?
……これについてはちょっとわかりませんでした。
一説にはトナカイの角が羽のように見えるから、
空飛ぶソリを引くのに適役だったからという話もありましたが、
証拠があった話でもなかったのでちょっと微妙です。
身も蓋もない言い方になってしまいますが、
トナカイがサンタのソリを引くのは元々そういう設定だったから、
というのが理由といえば理由でしょうか。
トナカイと鹿の違い
トナカイと鹿ってなんか似てるし角生えてるし、
同じじゃないの? なんか違いあるの?
と思ったので、こちらについても調べてみました。
トナカイは鹿の仲間ですが、
他の鹿がオスしか角が生えないのと違い、
トナカイはオスとメス両方とも角が生えるようです。
オスは春に角が生えて冬に角が抜け、メスは冬に角が生えて春に抜けるとのこと。
ということは、クリスマスにそりを引いてるトナカイたちはみんなメスなんですね。
地球の反対側にあるオーストラリアではクリスマスの季節は夏なので、
あちらではオスのトナカイがソリ引いてるんでしょうか。
終わりに
大昔の聖人が姿を変えて今も親しまれているというのも、
感慨深いものがありますね。
我々日本人からするとキリスト教の聖人というのは
あまり馴染みがない存在かもしれませんが、
クリスマスの折にくらいは思い浮かべるのも
いいんじゃないでしょうか。

Sponsored Link