決闘罪とはどんなもの?罰則や罰金は?福岡で中学生が決闘容疑!
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福岡県の少年たちが「決闘罪」という珍しい罪で書類送検されました。
中学生の少年が見物人たちの前で1対1の決闘をし、
関係した他の中学生たちと共に13人まとめて書類送検されたそうです。
決闘なんて漫画や昔の西部劇の中でしか見たことなかったですが、
実際にそういうことやる人もいるんですね。
なかなか聞くことのない決闘罪という罪、
これってどんなものなのか気になったので調べてみました。
決闘罪とはどんなもの? 罰則や罰金は?
決闘罪とはその名の通り決闘を禁止する法律で、
明治時代に作られた古い法律です。
この法律で禁止されている行為と罰則は具体的には以下の通り。
- 決闘を申し込むのも、それを受けるのも禁止 (半年~2年の懲役)
- 実際に決闘を行うのも当然禁止 (2年~5年の懲役)
- 決闘の立会人になるのも禁止 (1年以下の懲役)
基本的に罰則は懲役刑ですが、
決闘により相手を死傷させた場合は
傷害罪などのより重い罪が適応されるそうです。
また、以前は1万円~2万円程度の罰金もあったという話も見ましたが、
これは現在では廃止されているようです。
実際に決闘しなくても、決闘の約束するだけでもダメみたいですね。
もし誰かから決闘を申し込まれても受けるのはやめましょう。
決闘する当人だけでなく
立会人や付添人・決闘場所の提供もアウトだそうなので、
決闘しようとしてる人に関わること自体避けたほうがよさそうです。
福岡の事件で決闘した当人だけでなく他の11人の中学生も書類送検されたのは、
立会人などの扱いになったからなんでしょうね。
なおこの決闘罪、一般的にはあまり使われることはありませんが、
最近は暴走族の抗争を取り締まるのに利用されているようです。
(福岡の事件はLINEがらみのトラブルで暴走族は関係ないみたいですけど)
普通に生きていればまず縁のない罪ですが、
トラブルに巻き込まれた際にエスカレートして、
上等じゃねえか決闘じゃあ~~!というノリになることも
もしかしたらあるかもしれません。
珍しい罪で逮捕されて注目を浴びてしまわないよう、
こんな罪もあるんだなと頭の片隅に留めておくといいかも……?

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