星野源も苦しんだくも膜下出血!原因と生存率は?前兆と予防法は?
Sponsored Link
2月23日の情熱大陸でくも膜下出血から復活し、
芸能活動を再開した星野源さんが取り上げられます。
くも膜下出血というと助かる確率が低く、
後遺症が残ることも多いという印象だったのですが、
実際のところはどうなのでしょうか?
その辺りが気になったので、くも膜下出血の原因や予防法などについて調べてみました
関連記事:星野源のドラマ・映画出演作や主題歌は?aikoとの熱愛は破局?
くも膜下出血ってどんな病気?
くも膜下出血とは、脳内のくも膜と呼ばれる部分の内側で出血してしまうことです。
発症すると死亡する可能性が高く、
生き延びても麻痺や言語・排泄障害などの後遺症が残る場合があり、
社会復帰が困難となることが懸念される恐ろしい病気です。
日本では年間で約14,000人がこのくも膜下出血で
亡くなっていると言われています。
5,60代の年齢で発生しやすいようですが、
2,30代でも発生することがあります。
2010年に読売ジャイアンツの木村拓也コーチが37歳という若さで、
くも膜下出血によりこの世を去っていますね。
また、2011年には大手動画サイトで活動していた33歳の方が、
激しい頭痛を訴えた翌日にくも膜下出血で亡くなっています。
決して高齢者だけの病気ではないのです。
原因と生存率は?
くも膜下出血の原因のほとんどは、脳動脈瘤という脳の血管にできるコブの破裂です。
脳動脈瘤が破裂してしまうと生存率は60~70%程度。
しかし再発する可能性があり、
再発してしまった場合の生存率はさらに低くなるようです。
患者の予後の割合は、
死亡または社会復帰が困難な重度障害が残る割合が50%、
身の回りの世話ができる程度の障害が残る割合が25%、
障害が残らない割合はわずか25%といった感じになります。
脳動脈瘤の破裂が起こると激しい頭痛に襲われ、
約半数はこの時点で意識を失います。
この意識の有無も予後の状態に関係するようで、
意識のない状態で病院に運び込まれた患者の社会復帰できる割合は10%程度、
意識のある状態で病院を訪れた患者の場合は70%程度となるようです。
また、くも膜下出血は隔世遺伝性の病気で、
祖父母の代で発症した者がいた場合はかかる確率が上がるそうなので、
該当する方は注意したほうがいいでしょう。
予防法は?
くも膜下出血を予防するには、
脳ドックを受けて原因となる脳動脈瘤を発見する必要があります。
脳動脈瘤を持つ人は100人に2,3人ほどの割合と言われ、
破裂する確率は年間0.5~1%程度だそうです。
脳動脈瘤が見つかった場合は医師と相談し、
必要ならば手術で対処を行うようです。
手術はクリッピング手術とコイル塞栓術の2種類があります。
クリッピング手術は頭に穴を開け、
脳動脈瘤をクリップで挟んで血液が行かなくする手術。
コイル塞栓術は股の動脈からカテーテルでプラチナ製のコイルを運び、
脳動脈瘤を塞いでしまう手術です。
これらの方法で脳動脈瘤の破裂を防ぐんですね。
手術以外では、生活習慣を改善することで発症のリスクを減らすことができるようです。
喫煙・飲酒・高血圧・ストレスなどがリスクを高めるので、
これらにも気をつけたいところですね。
前兆は?
くも膜下出血の前兆となる症状があるようなので、
原因が思い当たらず以下の症状が出た場合は
早めに受診したほうがいいかと思います。
血圧の乱れ
くも膜下出血を起こす前に、血圧の乱高下をくり返すことがあるようです。
原因不明の急な頭痛
脳動脈瘤が破裂する前から、少量の出血や神経の圧迫により頭痛を感じることがあるようです。
目の異常(痛み、二重にみえる、まぶたが下がるなど)
脳動脈瘤が動眼神経を圧迫することで、
片方のまぶたが開かなくなったりものが二重に見えたりするようです。
目まい・吐き気・頭の違和感
詳しくはわからなかったのですが、
こんな症状を覚える人もいるらしいです。
おわりに
調べてみると、本当に生存率や社会復帰できる可能性が低くて恐ろしい病気ですね……。
しかし、突然襲ってくる病気というわけではなく、
ちゃんと予兆があり早期発見すれば対処は可能というのもわかったので
調べてよかったと思いましたね。
死んでしまったり重度障害を患ってから後悔しても後の祭りです。
そうならないよう、一度脳ドックで詳しく検査しておきたいですね。
脳ドックの価格は2~3万円程度のところが多いようです。

Sponsored Link