成人式の起源について 式に行く意味は何のため?
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クリスマスも終わり、年内のイベントももう大晦日の
紅白歌合戦くらいになりましたね。
今年のことで取り上げることはもうあまりなさそうなので、
本日は来年の1月の行事・成人式について書いてみようと思います。
成人式の起源
毎年成人の日に全国で開かれる行事、成人式。
これは自分が大人になったという自覚を新成人に
持ってもらうための催しですが、
この行事の起源はいったいどこにあるのでしょうか。
現在の成人式の元
戦後間もない1946年、当時の日本は敗戦により活力が失われた状態でした。
そのようななかで、新しい時代を担う若者たちを激励しようという趣旨のもと、
青年祭という催しが行われました。
この青年祭の中に成年式というプログラムがあり、
これが全国に広まったのが現在の成人式です。
この青年祭に影響された国は1948年に成人の日を祝日として制定しています。
現在の成人式の直接の由来は青年祭だったわけですが、
ついでなので日本の成人の儀式そのものの起源についても
見てみようと思います。
大本の起源は中国
紀元前200年頃、つまり今から2200年も前の中国に
「加冠の儀」というものがありました。
これは成人の儀式にあたるもので、
20歳を迎えた男子が冠をかぶり大人として認められるものでした。
古代中国では男子の20歳を「弱」と言ったことから、
男子の20歳を意味する「弱冠」という言葉が生まれています。
日本の元服へ
加冠の儀が日本に伝わり、元服という成人の儀式になります。
こちらは加冠の儀や現在の成人式よりも早い
15歳頃で行われていました。
成人式に行く意味は何?
昔の成人の儀式は大人として周囲に認められていくための
重要な意味を持つものでした。
しかしながら、現在では別に成人式になんか出なくても、
20歳になれば自動的に法律上大人として扱われることになります。
それなら現代の成人式というイベントにはどんな意味があるのでしょうか?
大人になったという自覚を持つための儀式
式を「自分はもう大人と自覚する節目」とするため、
という意味合いはあるでしょう。
旧友と会う同窓会としての意味
成人式には自分と同じく20歳になる人たちが集まるため、
かつての同級生と顔を合わせる同窓会のような側面もあるでしょう。
親に成人した姿を見せるため
振り袖を着て成人式に出た我が子の姿を見て、
やっとこの子も大人になったという実感をお持ちになる親御さんも多いようですね。
親に成人の晴れ姿を見せてあげるのも成人式の意義のひとつでしょう。
成人式に行かない人も?
現代の成人式の出席率は大体7割程度といったところのようです。
・同級生で会いたい人がいない
・行くのが面倒くさい
・式に出たくらいで大人の自覚なんてできない
いろいろと理由はあるでしょうが、
自分なりに成人式の意義を考えて行くか行かないかの判断を下すのも、
大人としての第一歩なのかもしれませんね。

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