田宮五郎の家族や兄弟とプロフィール・経歴は？

田宮五郎のプロフィール・経歴

身長　186cm
学歴　東京農業大学農学部畜産学科卒業
生年　1967年1月13日（47歳没）

田宮五郎さんは俳優ということですが、
年齢のわりにこれといった役はないようなんですよね。

というのも、同じく俳優だった父の田宮二郎さんの
「俳優になるなら人間を知ってから」
という言葉を守り様々な職業を経験していたから。

住み込みの新聞配達・料理人・造園業など
60以上の職業を経験していて、
実際に俳優としてデビューしたのは39歳とかなりの遅咲きです。

デビュー作は「人生はフルコース」というドラマで、
このときは田宮英晃名義での出演。

翌年、父の亡くなった年齢に近づいたことから
急がなければと感じ、名前を田宮五郎に改名して
本格的に俳優業を開始します。

しかし、デビュー直後はあまり仕事がなく、
浅野ゆう子さんが経営していたメガネ屋で
店長として雇ってもらっていた時期もあったとか。

また、浅野ゆう子さんとの共演でドラマに出ることもあり、
そちらでも支えられていたようです。
（事務所も浅野さんと同じアベベネクストだった）

浅野ゆう子さんとの共演作
・功名が辻
・敵は本能寺にあり
・女警察署長
・農家の嫁は弁護士!神谷純子のふるさと事件簿

なお、五郎さんと浅野さんが共演したのは2006年が初ですが、
ふたりは五郎さんのデビューする以前からの知り合いだったようです。

地道に俳優として活動を続けていた五郎さんですが、
俳優デビューから6年後の2012年にクモ膜下出血で倒れ、
一命は取り留めたもののリハビリ生活へ。

闘病中も浅野さんに支えられていたようですが、
俳優としての復帰も叶わないまま再びクモ膜下出血で倒れ、
2014年11月6日に亡くなられました。

田宮五郎の家族とプロフィール・経歴

父・田宮二郎

身長　180cm
学歴　学習院大学政経学部経済学科卒業
生年　1935年8月25日（43歳没）

田宮五郎さんの父は俳優の田宮二郎さん。
（本名：柴田吾郎）

何度も映像化されている名作「白い巨塔」の
主役・財前五郎などを演じたことで知られています。

元々は外交官志望だったそうですが、
大学生のときに「ミスターニッポンコンテスト」で
優勝したことをきっかけに芸能の道へ。

地道に実力をつけていき、
企業間競争を主題とした黒いシリーズなどで
主演を務めるようになります。

後に黒いシリーズで共演した藤由紀子さんと結婚。

その後は白い巨塔で主演を務めたことで
人気も確かなものとなり、
ここまでは順調っだったと言えるでしょう。

しかし、映画のポスターで名前の序列を巡ってもめたことで
映画界から干されることに……。

そのため、二郎さんはやむなく映画からテレビ方面に
活動の場を移すとになります。

テレビの普及にともない時代が映画からテレビへと
移っていたこともあり、この転身は結構上手くいったみたいですね。

テレビドラマの世界で成功した二郎さんですが、
その一方ではビジネスに手を出して失敗し、
多額の負債を抱えたうえに躁うつ病を罹患。

その影響なのか、最後は43歳の若さでこの世を去っています。

母・藤由紀子

学歴　大妻高等学校
生年　1942年12月17日（72歳）

母は元女優の藤由紀子さん。
（本名：柴田幸子）

代表作は黒いシリーズ。

田宮二郎さんとの結婚後は映画の世界から引退し、
特に夫を失った後は子育てに注力したようですね。

現在ではマンションのオーナー兼管理をしているようです。

兄・柴田光太郎

身長　186cm
学歴　学習院大学大学院人文科学研究科卒業
生年　1966年1月13日（48歳）

兄の柴田光太郎さんは俳優業もこなす高校教師。
（本名：柴田英光）

学習院中・高等科で英語教師を3年務めた後、
フランスへの語学留学を経てワイドショーのレポーターへ。

「おはよう!ナイスデイ」
「ワイド!スクランブル」
という番組に出ていたようですね。

さらには俳優業にも進出して
テレビや舞台での活動も始めましたが、
現在ではまた高校の英語教師をしているそうです。

とはいっても芸能活動をやめたわけではなく、
本業の教師の仕事に支障がない範囲で続けているとのこと。

2015年に公開の「鵺の仔」という映画にも出演するようです。

教師をやめて留学したかと思ったら芸能界に進出したり、
そうかと思ったらまた教師に戻りつつも芸能活動は続けたりと、
なかなかフリーダムな生き方ですね。

個人的に思ったこと

五郎さんと兄の光太郎さんは身長も生年月日もまったく同じなんですね。

特に身長は186cmと高身長で、
父ゆずりの長身と顔立ちは俳優として
なかなか恵まれていたんじゃないでしょうか。

ただ、やはりデビューが40前後というのは
俳優としてスタートを切るには遅かったのではと
思ってしまいますね。

いくら父の遺言があったとはいえ、
もっと若いうちから俳優としての経験を
積んでいくべきだったんじゃないかなと思ってしまいます。

人生経験も大事ですけど、
演技の経験やキャリアを積むのも俳優には必要でしょうし。

もうちょっと俳優業の開始が早ければ、
今より名が売れていたかもしれませんね。

病気のせいとはいえ、支え続けてくれた浅野さんに
報いるだけの功績を残す間もなく
亡くなってしまった田宮五郎さん。

周囲の方ももちろんですが、
なによりご本人は無念でならなかったことでしょう。

五郎さんのご冥福をお祈りします。